第三章 星の鋳造
2025年6月13日、wegは新曲「 Helix of Frequency, Phenomenon of Love and Void」(周波の螺旋、愛と虚無の現象)を発表した。聴衆は幾つかのルールに従わなければならず、最も重要なのは「1年間、生きる」だった。
自分で書いた歌詞はあまりにストレートで驚かされる。自分の愛する映画のシーンを織り込んだ MV も、同様にストレートだ。言い換えれば、もう怖がる必要はない。『抵抗と祝福』の創作が始まったとき、すでに鉄道は敷かれていた。
「僕らはこの世の果てで星を見た。これはあなたの『抵抗と祝福』の物語。何度でも生まれ変わっておくれ。そしてまたどこまでもどこまでも一緒にいこう。」―この四行アルバム中の「消えた台詞」は、
私たちの約束
「夢の終わりに辿り着いたら
この家を燃やそう」
燃やされるのは、供犠としての家であり、肉体であり、世界の構造でもある。夢の果てで、永遠の輪廻を焼き尽くそう。
もうその不滅の火を越えてきて。再び生まれて。しかし今回は、「抱きしめて/その火を移して」。火とともに歩きながら、火の中へと踏み込む。痛みそのものを抱きしめる。
人の声はもはやかすかな響きではなく、声を枯らして叫ぶ。音色は強く明滅し、星のように光る。さよなら、すべての愛しき唄。さよなら、すべての愛しき記憶。あの日の嵐に別れを告げ、手放せない終わりに別れを告げる。君を抱きしめ、君の闇を抱きしめる。痛みを選び、生成をも選ぶのだ。
燃えあがる僕ら
痛みの音と
流れゆく涙
ひとつの星になる
星は冷たく、また激しく燃える。それは揺るぎなく、抗えないものである。赤い蠍の火であり、それがすべての眼に反射する光でもある。魂が鍛えられた姿である。
その人は扉をくぐった。
二つの中性子星が出会うと……
これからは、君も私の一部だ。もう二度と離れない。
生きる。
それは約束であり、優しい呪いでもある。平凡で、瑣末で、取るに足らぬ日常のなかで生きること。必ず訪れる新たな痛みの中で生きること。けれど、新しい幸福もまた訪れる。君と共にそれを迎える。
一年後の6月13日、この曲の「再生」ボタンを押すとき、私はもう昔の私ではなく、世界もまた昔の世界ではない。
廃墟の天使は過去を見つめ、愛の天使は未来を見つめる。次の曲は「Angelus Novus」(新しい天使)。迷宮の外で、新しい天使が待っている。この新しい天と地では、時間さえまだ始まっていない。
すべては、始まったばかりだよ。
春が来た。
Dedicated to world’s end girlfriend
Bella Han
2026.1.26-2.27
Translated with ChatGPT